未踏にエントリーした

少しドキドキしながら未踏の公募用メールアドレスに氏名や生年月日、電話番号を記入する。 挨拶もなにもないそっけないメールになってしまった。いったいどうなるんだろう。……送信。

応募のメールから4時間ほどで、IPAからメンバー登録完了を伝えるメールが届いた。InternetDiskというサービスを使って提案内容を書いたPDFを送信する決まりらしい。書類はほとんどできていたけど、締め切りの18日まで徹底的に推敲を重ねる。文章の一言一句にも神経を尖らせる。

たくさんの応募があるなかで、審査員の読む気が失せるような文章にならないよう、適宜漢字をひらいたり、日本語としての表現を変えたりした。多用されすぎている表現や意味の取りづらい文をあらためた。文が用紙をまたがないようにしたり、挿入した画像の位置やサイズも丁寧に試行錯誤した。バカらしいと思われそうだ。それでも人生でたった一度、最初で最後のチャンスを逃したくなかった。