SmugMugがめちゃ値上げしたので解約した

このブログはMarkdownで書いてHugoでビルドし、Cloudflare Pagesにアップロードして運用している。テキストはCloudflare Pagesから直接サーブされ、動画像はおもにSmugMugの写真共有用リンクを埋め込んでつかっていた。このSmugMug、容量無制限でアルバム機能もあり、HTMLに埋め込むために画像サイズ別の直リンを発行したり(これだけほかのサービスには無かったりする)と、画像保存サービスとしては機能的にはそこまで不満はなかった。正直いってUIについては難があるものの、前述の機能をすべて備えて、かつ安定して長期間運用されている写真保存サービスは他にあまりない。Google Photosはオリジナル画像が保存できないし、Amazon Photosは画像へのリンクを発行できないし、flickrは買収を繰り返されて運営の安定性にかなり不安がある。そんなわけで消去法的にSmugMugをつかっていた。

SmugMugの料金体系。今回は値上げというか、安いプランが廃止されてしまった

以前使っていたflickrが画像1000枚までのアップロード制限を導入してから今日までSmugMugにはダラダラと5年ほど課金しつづけてきたのだが、毎年欠かさず断りもなく大幅な値上げを繰り返している。2019年までは年35ドル、2020年は45ドル、2021年は55ドルときて、2022年の請求金額は110ドルになった。上昇幅が半端じゃない。去年にくらべて2倍である。現在のUSDのレートも考えれば、ことさらにこの価格改定は度しがたい。容量無制限のサービスはいつか死ぬ運命にあるのは歴史が証明している。撮影デバイスの高画質化も相成ってかこれまでの収入ではまかなえなくなったのかもしれないが、もはやただぼんやりと旅先の画像を保存するサービスとして使うには厳しいなと思うようになった。というわけでSmugMugを解約することとした。

とりあえず年間契約だったSmugMugのプランを、まずは同じプランのまま月間契約に切り替える。サービスの引っ越しに手間取って時間が掛かったとしても契約更新月に新価格で1年分課金されないようにしておこう。

もう何回同じことを繰り返しているのだろう

移行先は、昔試用し、なんとなく手になじまず撤退してしまったOneDriveを使うことにした。Office365を契約していれば無料で1TBのストレージがついてくる。OneDrive自体は普段から使っているが、1TBのストレージは数%しか使っていなかったので当面はこれを使おう。SmugMugでアルバム単位で管理していた動画像は、シンプルにフォルダ分けして整理することにした。OneDriveのWebUIはこれまでも絶えずアップデートされたようで、画像管理ソリューションとしては案外快適に操作できるようになっていた。レスポンスやアップロードスピードもSmugMugよりかなり早い。SmugMugのWebUIとOneDriveのUIは操作性がさほど変わらないというのも利点だ。とりあえずの待避先としては申し分ない。非常に癖がつよくわかりづらく使いやすくもないが、画像埋め込み用のURLも発行可能ではある。ブログに貼り付けるための画像保存先として使えるというのが決定打となった。

SmugMugなどから読み出していた画像は2800枚、1.3GBほど

このブログに挿入している画像はSmugMugの画像埋め込み用URL発行機能を使っており、これは簡単には移行できない。発行されたURLがランダムな文字列から元の画像が特定できない(うまくやればできるだろうが、なんか手間がかかりそう)からだ。なので、一旦埋め込まれているURLを記事中から全て抽出し、別途配信し直すことにする。置き場にはCloudflare R2を使うことにした。毎月10GBまでの容量と、1000万回までの読み出しが無料で使える。ほぼ誰もみない辺境のブログで使われる画像など間違いなく無料の範疇に収まるし、たとえ超えても課金額は十分に安価だし、もともとブログ自体もCloudflare Pagesから配信しているので余計なソリューションへの依存もなくせる。R2のバケットを一つ作ってpublicにし、img.xar.shドメインと結びつけて記事中のSmugMug URLを全て置換した。ブログの既存画像はこれで問題ないと思う。画像が404になった記事があるかもしれないが、まぁ、別にいいや。

Served from img.xar.sh

理想はR2に全ての画像をぶち込み、使いやすいWebUIとともに画像管理ができれば嬉しい。s3をバックエンドにつかった画像管理サービスというのは存在するのだろうか。せっかくならちょっと作ってみようかな。

カメラを趣味や仕事にしている人は、みなキヤノンやニコンやソニーの一眼を使っている。どのカメラメーカーも日本の会社だ。しかしひとたびバイナリデータが書き出されたあとの保存サービスはどこも提供していない。せっかくなら一気通貫で用意してくれればいいのにと思う。