歯医者で治療してきた

結局日本と変わらないあの椅子とベッドが一緒になったみたいな診察台に寝て口をあけて治療するだけだったのだが、本当にひたすら怖かった。 歯科治療なんてもう数百年研究され続けてる分野なわけで、ちょっとした虫歯やら歯冠の埋め込みなんかに技術力の差なんかさほど生まれるわけもないんだけど、やっぱり日本という世界最先端の医療が格安で提供されている国で生まれ育った以上、この国での治療が嫌で嫌でしかたがなかった。

ドキドキしながら治療台に横たわって、麻酔を打たれて少し削ってレジンを載せて、照射器で光を当てて硬化させ削ってはいおしまい。たったこれだけだったんだけど、冷や汗かくほど不安だった。

ちなみに日本では治療な複数回にわけて行われるが、同じような保険制度のないこの国では一度の治療ですぐにおわる。料金は50ユーロ。日本の初診料が2500円で、レントゲン撮影とか入れたら簡単に3000円くらい超えてしまうんだから、全額負担でこの値段ならさして高いものでもなかったのかな。なぜか学生証を見せると学生割引が適用されるのでもちろん提示した。

しっかり治療してくれたのはわかっているけど、日本に帰国したら即行きつけの歯医者に行くことにする。