エストニアで家を探そう! ー 実践編
昔書いた家探しの投稿は、実際あんまり役に立たないだろうなぁといまさらながら思います。結局自分の家を探すということをせず、大学の用意してくれた学生寮にエストニア到着の翌日から住むことにしてしまったため、学生寮のない学校に行く人や、単純にエストニアで暮らしてみようと思った人は困ってしまうかもしれません。自分の家を持つというのはとても重要で、役所から送られてくる書類だって自宅宛ですし、宅配便の引き換えチケットも郵便受けに投函されます。
今回は、学生寮に住めない・住みたくない場合の選択肢をご紹介します。
誰かとルームシェア(フラットシェア)する
複数人で一つのアパートを借りて、トイレやキッチンやシャワーなどを共同で使う住み方です。場所によっては学生寮よりも安く快適に暮らすことができるため、気の合う友達がいればとっても楽しい生活が送れます。
Facebookなどで「フラットメイト募集中」といった投稿を探し、コンタクトを取ることが一般的です。それ以外にも大学でできた友達や恋人と一緒にアパートを探して住むというのもありですね。
学生寮にはないプライベート空間を持てるというのは非常に快適で、一度経験してしまうともう寮にはもどれなくなってしまうかも。家賃や光熱費は折半するので一人暮らしよりも圧倒的に安価であるため、人と接するのが苦手でなく、かつ学生であれば一番おすすめの選択肢です。
私は最初の一学期間を学生寮で過ごしましたが、ルームメイトが大っ嫌いだったので大学の友だちと3人であたらしいアパートを探してシェアしています。家賃が350ユーロ+光熱費なので、冬場でも200ユーロにみたない程度ですから悪くありません。夏場はヒーターがきれるのでもっともっと安くなります。
フラットメイト募集の投稿がうまく見つからなかった場合は、自分が家を探すことになります。それについては次のセクションで。
自分で部屋を探す
寮がない場合やルームシェアをしたくない場合は普通にお家をさがすことになります。kv.eeなどのアパート情報サイトがいくつかありますので、そこから立地や家賃や部屋の数を勘案しながら探す感じです。ただ、エストニアにきてすぐにちょうどいい場所が見つかるかどうかは運もあります。渡航当日に見つかるかもしれませんし、そうでないかもしれません。
いい感じの部屋が見つかったらページに記載されている連絡先に電話をしてみましょう。貸主が高齢だったりロシア人だったりすると英語が通じないこともあります。気合です。うまくアポイントをとって内見に行きましょう。気に入れば契約、いまいちなら次の物件を探すことになります。
学生用のホステルを使う
個人的にもおすすめなのが学生用のホステルを使用すること。タリンではAcademicHostelというホステルがあり、ほとんど寮生活と変わりません。普通のバックパッカー用のホステルと同じ形式なので、一人暮らしよりもよっぽど友達が作りやすい環境なので留学の初期には一番の選択肢じゃないかと思います。
実は大学に寮があったとしても、大抵の場合部屋の数がすくなく、毎年抽選に漏れる生徒がたくさん出ます。そういった生徒の多くはAcademicHostelを使用しているので、環境は大学が運営している寮と実はほとんど違いがありません。宿泊者はほぼ大学生か院生です。
普通にホステルとして使うと一泊32ユーロもかかりますが一ヶ月単位で借りると、ひとつき180ユーロくらいですむそうです。光熱費や水道代も含めてこの値段ですから悪くありません。
結論
個人のプライベートな空間を確保できるのは一人暮らしですが、滞在の初期は誰かと一緒に暮らしたほうが何かと便利です。めんどくさいこともたくさんあるでしょうが、それでも最初は寮やホステルを使用して友達の輪を広げておくことが快適なエストニア生活を送る一番の秘訣ではないでしょうか。