2015-02-07

高松にいってきた

日本で生まれて24年、本州はともかく北海道や九州、沖縄にだって行ったけど、 未だに四国には行ったことがありませんでした。 なかなか行く機会の無い場所ですが、今回は会社の仲間と二泊三日の旅行に行ってみました。

きっかけはなんだかよくわからないハッカソン風のIT系イベント。 会社で使っているデザイン用ツールを出してみたらなんと優勝。 賞金10万円を獲得したのです。10万円は3人で国内旅行に行くにはちょうどいい金額。 社員3人とも行ったことの無い四国が目的地に決まったのはあっという間でした。

当初は新幹線を使うつもりでしたが、調べてみると片道でも2万円弱はしてしまいます。 岡山からは新幹線も出ていないので時間もかかるなぁ、と思っていたところ、 なんとEasyjetが成田空港と高松空港を結んでいます。 値段はなんと片道6000円。すばらしい価格設定でした。 浮いたお金はホテルのランクを上げてしまいましょう。 高松市内のとびきり高級な、瀬戸内海と市内の街を見下ろせる素敵な温泉旅館に泊まります。

飛行機の機内販売は、LCC特有のゲロ高ドリンクを躊躇無く注文します。 人間、手前の金じゃないと気前よく使えるんですね。そりゃ税金だって無駄遣いしてしまいます。ハイネケンとバカルディを飲み終わるころ、 機内のシートベルト着用ランプが点灯してあっという間の空の旅は終わります。 新幹線に比べても圧倒的に速く着くうえ、普段は海を越えるような長く退屈な旅に慣れきっていたので新鮮です。 成田空港から一時間ちょっとで着いたのは、香川県の県庁所在地高松。 うどんが有名な四国一番の都市です。

これだけは言わせてください。 高松は食のレベルが高い!! 観光案内所できいたおすすめのうどん屋さんにふらっと入っただけなのに、完全に確信しました。 うどんのレベルは本当に桁違いです。 めっちゃくちゃ美味しいだけじゃなくて恐ろしく安価。肉うどん一杯350円です。かけうどんは200円とか。 ここは日本でしょうか。さすがうどん県。名は伊達じゃありません。

高松出身のひとに聞いて行ってみた骨付き鶏の名店一鶴もすごいです。 鶏のもも肉をスパイスをかけて焼き上げたシンプルな料理ですが、、、うまい。 ビールに合うことこの上ありません。高松に行ったらうどんと骨付き鶏は押さえておきたいですね。 (一鶴は横浜にも支店があるらしい)

市内の中心部にある高松城は高松の代表的な観光地です。 現在は玉藻公園と呼ばれているこの場所は、城跡のまわりの内濠にも外濠にも海水が引き込まれているため、黒鯛がたくさん泳いでいるのです。 観光客がエサをくれることを覚えているようで、小舟にのっているとたくさんの鯛が船についてきます。

現存はしていない高松城の天守は見られませんが、石垣は復元完了しているため上にのぼったりできるみたいです。 玉藻公園自体にも美しく保存された日本家屋や多数盆栽の展示など、見所は豊富なのでおすすめです。

二日目は小豆島に向かいます。 高松駅近くには港があり、一日中小豆島と高松港を結ぶフェリーが出港していました。 広々とした船内で快適な移動を済ませると、すこし肌寒いけど良く晴れた小豆島に到着しました。 フェリー乗り場から出たらすぐにオリーブの木が立ち並んでいます。

島内を回る(結構高い)バスに乗って最初の目的地、寒霞渓 を目指します。 途中一度バスの乗り換えが必要ですが、ちょうどその場所にお土産物店があります。 オリーブの果汁を使ったサイダーやお菓子、小豆島特産の醤油や民芸品などなど、 眺めているだけでもなかなかおもしろいお店でした。 私はオリーブサイダー結構おいしいと思いましたが、まわりはそうでもなかったみたいです。 一人で2本飲みました。 島の中央付近にある山に綺麗な道を上っていきます。 途中バスの窓から外をのぞくとずいぶん高いところに上ってきたのだと驚くことでしょう。

ロープウェーを登り切ると、そこは寒霞渓の頂上付近。 ちょっとしたレストランや名物のオリーブ牛を使ったハンバーガーなどが食べられます。 詰め放題の手羽先とか、おやきとか。海草のスープなんかも美味しかった!

もうすこし進むと街を一望できる展望台があります。 すこし霧がかってはいましたが、すばらしい眺望でした。 香川県旅行にはこの場所を絶対に組み込むべきです。

オリーブ牛のハンバーガーを食べながら見た展望台からの景色と間近に広がる奇岩群は一見の価値があります。 もう少しだけ遅い時期に訪れていれば、さらに紅葉の美しさを味わえただろうな、というのが唯一残念かな。

さて、寒霞渓の頂上へはロープウェーで上りましたが、帰りは遊歩道をくだって帰ります。 ただこの下山ルート、かなりきついです。 ゴツゴツとした岩場をそーっと降りなくてはならないところもあり、 疲れるわけではありませんが、気をつけないと思わぬケガをしそうです。 途中にウィスキーのボトルが落ちていたり、見たことも無いデザインの古いアサヒビールの空き缶が落ちていたり、 なかなかエッジの効いた落とし物がみあたります。ポイ捨てはよくないですね。

この場所を降りきったらタクシーでオリーブ公園まで戻ります。 昼のバスでは通過してしまったこの場所は、小豆島の特産であるオリーブにまつわる博物館のような場所。 小豆島でオリーブを作るいきさつを語る展示やこれまたたくさんのお土産品がならんでいます。 閉場は午後5時。ギリギリの到着だったけど、無事入れてオリーブオイルと小豆島醤油のお土産を買いました。

オリーブ記念館を出ると目の前には海が広がります。すぐそこなので歩いて行きましょう。 綺麗な瀬戸内海が広がる静かな海です。もう夕暮れ時で風も冷たくあまりのんびりはできませんでした。 落ち着いた良い海岸でした。

小豆島には頻繁に移住者が現れるようで、島内の新聞には新たな移住者の名前が載っています。 のんびりした温暖な気候の場所、しがらみのないゆっくりとした生活への憧憬によりものでしょうか。

香川県の学府といえば高松市のまんなかにある香川大学です。通り道なのでこっそり入ってみました。 もちろん普通の大学なので見所というわけではありませんが、 学食に普通にうどん屋さんが入っているあたりおもしろいですね。

最後は栗林公園。非常に良く管理された美しい日本庭園もぜひ訪れるべきスポットです。 これほど広大な日本庭園はなかなか他の場所にはないのではないでしょうか。 中には抹茶を出してくれるお店もあり、なかなか渋いすてきな時間を過ごせます。

この街ではレンタルサイクルが大活躍してくれます。 駅前や市役所前など、いくつかの場所で借りることができ、また別のスタンドへ乗り捨てていくこともできるので コンパクトな高松を回るのにこれほど便利な乗り物はありません。 驚くべきはその値段。6時間で100円、24時間で200円という常軌を逸した低価格。 なんて素敵な街なんでしょう。レンタサイクル乗り場のおじさんも丁寧におすすめのうどんやを教えてくれました。

お土産店もうどん推しです。かわいいうどんマグネットや手のひらくらいある消しゴムなど グッズもたくさん。もちろん最後に讃岐ビールを買って空港行きバスで飲みました。 この旅行でいったいどれだけお酒を飲んだんだろう。一度も空腹を感じなかった。 もうしばらくは体重計を怖がる生活が続きそうです。

私は高松に友達はいません。仕事も持っていませんし、親類縁者もいません。 ですがもし高松に仕事があるなら、この街でくらしてみたいなと思いました。 きちんと計画された便利な道路もたくさんのお店もおいしいうどんも、全部すばらしい。 旅行好きもあってこれまで様々な都市や村に行ってきましたが、高松は地元葛飾を除けば間違いなく一位です。

高松、最高でした!