2017-08-20

高山・白川郷にいってきた

岐阜に行く用事があったため、かねてから行ってみたいと思っていた飛騨高山を目指してみることにした。現在住んでいる京都から岐阜は結構アクセスが悪い。しかし途中の駅で下車し、その街の観光を組み合わせてみるとなかなか楽しい旅行になる。まずは途中にある彦根で降りてみることにした。

彦根といえばひこにゃんだ。というかそれ以外の印象がまったくない。しかし彦根駅からしばらく歩いたところに彦根城というお城があるらしい。それではそこへ行ってみよう。揺れる列車のなかで雑に調べてみると、彦根駅の近くには近江ちゃんぽん発祥の地があるということもわかった。これにも行くことにする。初めてのことにはどんどん挑戦してみる必要があるのだ。

おいしかった。ちゃんぽんというものを食べたことがないので近江ちゃんぽんが自分のちゃんぽんデビュー戦となった。京都にも支店があるらしいので野菜がたくさん食べたくなった時にちょうどよさそうだ。

彦根には石にされたひこにゃんがいた。きっとゴルゴンの首ににらまれたのだろう。

彦根城への入場券を買い、天守閣から琵琶湖を眺めたりする。良い景色だ。天気もすばらしい。ただ結構混雑しており天守閣に上るまでの待ち時間が厳しいなという印象。

お城につながる道では日本家屋が軒を連ねている。多くは環境客相手の土産物屋や飲食店だ。抹茶アイスクリームを買って食べる。

彦根の街をうろついたら高山へ向かう。とはいえ高山までの列車は頻度がひくく、結局始発駅である岐阜で時間を潰さなくてはならない。せっかくなので(わたしはこの言葉が好きだ)、初めての岐阜観光も同時に楽しもう。

京都のような町並みが残っている。

高山駅からそう遠くない場所に景観保存地区があり、早朝にもかかわらず数人の観光客が人の少ない時間帯を活かして写真を撮っていた。古い町並みを見ながら白川郷観光のツアーバスを待つ。事前に支払いを済ませていたのでそのまま乗り込む。バスの乗客は大半が白人の観光客だった。バスの中では簡単なレクリエーションが開かれる。バスガイドの女性は香港出身で、現在は日本で暮らしているらしい。中国語も英語も日本語も堪能だという。ガイドさんは予約した人たちに白川郷の地図や必見の家屋などが案内されたパンフレットを配りながら「どこから来ましたか」と質問している。私の周りにはイタリア人やスペイン人のカップルがいた。途中の乗車地点から日本人の家族連れが乗り込み、車内の日本人比率が上がってきた。

バスは高速道路を走り、どんどん山をのぼっていく。まず最初に到着したのは白川郷が一望できる展望台だった。

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よく雪で白く染まった白川郷の写真を見かけるが、夏の景色もまたすばらしい。緑が鮮やかだ。空気も澄んでいる。去年大ヒットした映画の舞台が同じ市であることや、世界遺産として登録されたこともあり、いまでは少なくなった古くから残る日本の原風景が残るこの地域への観光客はかなり増えているという。

つまらない感想だがトトロの世界みたいだった。湧き水でモノを冷やすのには昔から憧れがあった。いいものが見れたなという気分になる。合掌造りの家屋は内部が見学できたし、御神酒として奉納されるどぶろくを試飲することもできた。一時間にも満たない見学時間だが、小さな集落なこともあり十分回れる。観光客が多いのは事実だが、だからといって回れなくなるほどでもない、ちょうどいいにぎやかさだった。

見学時間の終わりが近づいてきたのでバスへ戻る。ほかの乗客を待って高山駅前へ戻るバスの中で、雪深い厳冬期にくるよりは暖かく晴れた夏の日の方が向いている観光地だなぁと思った。

お昼ご飯

高山の名物に高山ラーメンというものがある。バスガイドさんのおすすめの店に向かってみたが、死ぬほど行列していたのですぐにやめた。3人並んでいたら別の店に行く、と普段から思っているし、本当においしいのなら遅かれ早かれ都心にも進出しているだろう。別の名物を食べようと高山駅前を散策する。

せっかく飛騨高山まで来たのだから、ちょっと奮発して飛騨牛を食べようと思いついた。普段だったらこんな高い昼食は絶対食べない。しかし旅行中に節約するなんてのは野暮だ。高山の名物として知られる朴葉味噌がある。これにしよう。朴葉(ほおば)という名のとおり、朴の葉に肉や調味料をのせてコンロであぶって食べるという郷土料理だ。

もうこんなのコメントするまでもない。とてもおいしかった。

岐阜にもどる

高山駅前のバスターミナルから高速バスにのる。乗車率は50%ほど。どの客も隣の空き座席に自分の荷物を置いている。 私も背負っていたリュックサックを左隣におく。いまは東海北陸自動車道でつながっている高山だが、この幹線道路が全線開通するまでは虫垂炎であの世行き、とまでいわれたほどアクセスの悪さだったという。 東海北陸自動車道を走るバスの中で耳が痛くなる。高度を測ってみると1080m。結構な高所にいるようだ。途中びっくりするくらい高い橋を通ったり、どう考えても人が住むのに向いてなさそうな山間部に民家がぽつりと建っていたりする様子を見ながら高山を離れた。

一日ぶりの岐阜市街地で当初の目的をすませ、帰路についた。岐阜、何にもないなんて言われがちだけどそんなことはない。飛騨高山だけでも大変な宝だ。外国人観光客だってたくさん居たし、それほど心配しなくてもいいんじゃなかろうかと思う。