ちいさなテキストデータを保存するサービス、Vaikを作った

AWS LambdaとかAzureFunctionsとかGCP CloudFunctionsとか、FaaSを便利に使っていて毎回面倒に思っていた点がある。前回の実行結果とかのちょっとしたデータをパッと保存したいという状況だ。

言うまでもなくFaaSの実行環境は毎回リセットされるため何らかの記録を残しておくことはできない。だからといって、たとえばなんらかのタイムスタンプを保存したいだけ、みたいな状況でDynamoDBを借りたりするのはオーバーキルすぎるなと思っていた。

なので小さなサービスをつくった。Vaikという。
ほんと適当にセキュアでもなんでもなくUUIDをひとつふたつ保存したいだけみたいな場合にぴったりで、HTTPリクエストだけでテキストを保存したり持ってきたりできる。使い方はページに書いてあるとおりなので、curlなりjsのaxiosなりでいじれる。
あまり大きなデータをいれられると拒否するようになっているが、普通の使い方をするぶんには大丈夫だと思う。バックエンドにはAzureFunctionsを使用している。毎月の運用費は10円にも満たない。
Vaikという名前はエストニア語で「樹脂」という意味だ。木の幹から染み出る樹脂は、ちいさな昆虫や葉っぱを包み込んで乾燥とともに堅くなり化石資料として重宝される。ちいさなテキストデータを受け入れて、(FaaSの短命な記憶域と違い)時間を超えて取り出すことができるようにという気持ちを込めた。

というのは嘘で、辞書から適当な言葉を探してあとから意味を考えた。 MathIMGともども便利なのでみんなつかってね。

https://vaik.org/