メインバンクを変更した
自分が生まれたときに母が郵便局の口座を作ってくれていた。そこに幼少期のお小遣いやお年玉をためていた。高校生になって三菱東京UFJ銀行に口座を作り、大学生のときに手続きに手数料がかからない住信SBIネット銀行へメインバンクを移行した。 そしてそのまま住信SBIネット銀行を10年近く使い続けてきた。給料の振込や引き落としやその他あらゆる私的な決済はここの口座を指定しており、証券会社もSBI証券を使っていた。住信SBIネット銀行はATM利用も無料だし、他行口座への振込も無料なので大変便利に使っていたんだけど、実はここ、確定拠出年金の引き落とし口座に指定できないのだ。ネット専業の銀行にはこういう制限があるらしい。楽天銀行もソニー銀行もジャパンネット銀行も使えない。そうなると確定拠出年金の引き落としのためだけに別の銀行口座が必要になっている。
一時期は一人で使うには多い数の銀行口座やクレジットカードを持っていたが、すでに大半を集約させて処分した。しかしこういう微妙に依存が存在している口座も残っており、正直邪魔で仕方がない。そう思っていっそもっと汎用性の高い銀行口座を作り、そちらに全てを移行させることにした。
住信SBIネット銀行の私にとっての利点はATM利用料と振込手数料が無料であることだけ。なのでこの二つを満たしている銀行から選ぶことにする。今はネット上に大量の比較サイトがあるので便利なものだ。
私は新生銀行を選んだ。スマホで口座開設すれば本店の口座になるが、今回は実店舗で開設した。普通の地名が支店名になっているのはやはりいいもので、住信SBIの時はブドウ支店だのミカン支店というネットバンクにありがちな異常にダサい支店名だった。そもそもの銀行名からして住信SBIネット銀行という長い上に信頼のおけなさそうな名前なので書類に記入する時が嫌なのだ。ソニー銀行ならどこで開設しても「本店営業部」になるのでとても良い。セブン銀行はマーガレット支店とかチューリップ支店といった花の名前、楽天銀行はジャズ支店とかテクノ支店といった音楽にまつわる名前。イオン銀行はエメラルド支店とかダイアモンド支店。もうほんとどういう神経をしているのだろう。
金融機関というのは合併や新設のたびに長い名前や変な名前をつけたがる。保険会社もそうだ。損保ジャパン日本興亜ひまわり生命保険だとか、三井住友海上あいおい生命保険だとか。銀行も銀行で幼稚園みたいな名前に変わったりする。きらぼし銀行とかあおぞら銀行とか、正直勘弁してほしい。こっちだって恥ずかしいのだ。新生銀行はその点よろしい。記入も楽だし支店名もただの地名だ。気が楽になる。
あらゆるコンビニ・銀行・viewaltteのATM手数料が無料(2018年10月から預金残高の少ないユーザーは有料となる)で使えるし、振込手数料も月5回まで無料、確定拠出年金や投資信託も取り扱いがあるので私的な金融手続きを集約させてワンストップにできる。PLUSに対応しているので海外のATMからも預金が引き出せる。これで結構シンプルに整理できたので、しばらくはこのまま運用してみよう。