パプワニューギニア大使館でビザを取得した

日本のパスポートというのは大変便利なもので、世界でもっとも多くの国へのビザなし渡航ができる。しかし2020年2月、世界中が大騒ぎしているコロナウイルスの大騒動によって幾つかの国が気軽に渡航できなくなってしまった。こんど行こうと思っているパプワニューギニアもその一つだ。ビザは到着時のビザカウンターで随時発行してもらえるというのがこれまでの運用だったが、今月をもって事前に各国大使館においてビザを取得しないと入国できないという方式に切り替わってしまった。

日本からの入国が禁止されてしまったわけではないものの、渡航の気軽さは大きく損なわれた。パプワニューギニア大使館は東京にある一ヶ所が唯一であり、ビザの発行もここで依頼しなければならない。手数料だって3000円もかかるようになる。

無駄金の発生を恨んでも仕方ない。航空券もホテルも予約してしまった手前、ビザの取得くらいやっておこう。大使館の最寄り駅は東急線不動前駅。ケニア大使館に比べればだいぶ都心には近い。駅からは15分ほどのところにある。パスポートと申請用紙、コロナウイルスの流行による健康調査票、搭乗する航空券の控えと手数料の3000円をもって申請した。受付の女性の対応はとても普通だった(どうでもいいがケニア大使館の受付女性の態度は非常に嫌ものなので覚悟をしておこう)し、とくに書類上の指摘もなく受け付けてくれた。突然の制度変更のため申請者が増え混雑しているのか、翌々日のビザ交付になった。

フライトがいきなりキャンセルになったり、あるいは直前で入国が禁止されるという報道があったりという流動的な状況ではあったが、無事パプアニューギニアへの入国はできた。これからの海外旅行はどうなっていくのだろう。