ZENBヌードルばかり食べている

料理は好きなものの、調理や食材の購入に時間は吸い取られるし、一度に食べる量がコントロールしづらく結果的にカロリー過多になりがちだし、冷蔵庫をもってないので足の早い食材をうまく使い切れなかったりといった事情が重なり、常々不便さを感じていた。もういっそ完全に外食ONLYにしてみるという生活も試みたが、これはこれで不健康な気もしてしまう。

というわけで最近はいつもZENBヌードルというエンドウ豆から作られたパスタをゆでて食べている。フライパンでZENBヌードルを茹で、スーパーに行けば無数にある和えるだけのパスタソースをかけるだけで完成する。一時期ベースパスタを茹でていたが、あれに比べるといわゆる完全食というわけではないからかZENBパスタ特有の強い風味があるというわけでもなく、むしろ個人的には普通のパスタよりもおいしい。味のバリエーションもパスタソースの数だけあるわけで、(いまのところ)飽きるということがない。プレーンな味付けの素材というのはこういう場面でありがたい。ベースブレッドを大量購入して食生活に組み込んでいたことがあったが、あれは菓子パンのようなものなので調理の楽しさがほとんどないし、個包装のパンというのはその存在が気軽すぎてつい手をのばしてしまう。私のような意志薄弱な人間には「茹でないと食べられない」くらいの食材のほうが食事としてのメリハリが生まれているような気がする。

このZENBヌードル、現在のところ公式通販以外からは購入できず、一食あたりの値段は高いし送料もかかる。なんと配達日時の指定すらできない。もっといろんなサイトで安価に販売してほしいところだ。一度に購入できる量にもなぜか限りがあるので、毎回サイト上で指定可能な最大限の量を一度に買って備蓄している。自宅の食料ストレージに入っているのはもはやZENBヌードルとパスタソースだけになった。外食とZENBヌードルだけどこまでいけるか試す実験の途中といった状況になっている。目下のところ実験は順調だ。保存や計量を考えないですむこと自体の体験は非常によい。

栄養摂取としての食事とエンタテインメントとしての食事を適切に分別したほうが考えることは少なくなる。寿命というハードリミットがある以上、世界中のおいしいものを食べるための人体のキャパシティは限られているわけで、その大切なリソースを心躍らない食事のために使っていいのだろうかという問題もあるが、私自身の答えはよくわからない。いまのところZENBヌードルはおいしいのでディストピアな世界観の食事ではないが、今後飽きがきたときに同じことを言ってはいないだろう。エンタテインメントとしての食事の比率をあげていくことで調整したい。