キューバ入国のツーリストカードを持たないまま日本を出たあなたへ

tl;dr

問題ありません。キューバへの直行便が出ている各地の空港で確認しましたが、搭乗時に購入できます。ただし現金決済のみであるため米ドルを持っていきましょう。アメリカからの入国だと航空会社によって50ドルから100ドル、それ以外の国からの入国であれば原則として20ドルです。またエアカナダの便では航空券料金に含まれており機内で配布されるため事前に購入する必要はありません。

ツーリストカード

キューバという国は現在まで残る数少ない社会主義国家として知られているが、ほかの国では見られない独特なところが多々ある。観光客にとって最初の関門がツーリストカードの入手だ。日本国籍を持っているとあまり縁がないが、一般的なビザのように入国審査時に提示する必要がある。厳密にはツーリストカードはビザとは異なり、入手に審査は不要で、単に購入して必要項目を記入するだけでよい。それならカンボジアやエジプトのように到着時にビザなりステッカーなりを空港の窓口で購入できるようにするとか、入国税として元から航空券料金に含めればいいじゃないかと思うが、なぜかそうはなっていない。この非効率さに社会主義国家の雰囲気を感じられる。

多くの日本人旅行者は東京のキューバ大使館に足を運んで購入するか、遠方に住んでいれば郵送による購入もできる。いずれにせよ日本国内で入手する場合が多い。私はキューバ発の航空券が存外に安かったことを見つけ、これはいいじゃないかと何も考えず予約してしまった。そしてそのキューバから出国する航空券を買った後に入国が面倒な国であることに気づくという顛末だった。

ネット上にある旅行記でも、キューバ大使館でツーリストカードを入手するケースが圧倒的に多く、それ以外では日本からのアクセスのいいエアカナダと利用者の多いアメリカからの渡航についての記事ばかりだった。なので今回はパナマからキューバに飛ぶ場合について書くことにする。

書くことにする、とは言ったものの、搭乗時に購入可能であるということに尽きる。キューバ行きの便ではツーリストカードの所持が搭乗の条件になっているためこれがないと旅が始まらないまま終わってしまう。安心してほしい。あなたの旅はこんなところで終わらない。

ツーリストカードを持っていないと空港職員に伝えれば20ドルだよと言われ、財布から米ドル紙幣を出して渡せばその場で手に入る。あとは機内でゆっくり必要事項を記入しよう。名前と生年月日、パスポート番号とサイン、国籍を記入すれば完成となる。ここで現金を持っていない場合は詰むが、キューバに行くつもりならきっと幾ばくかの米ドルくらい持っているだろう。

私はパナマからキューバに入った。2時間半ほどで到着する。余談だがハバナの空港に直接乗り入れているバスや鉄道はないため、事前にタクシーを予約しておくと便利だ。私はTaxi in Cubaというそのままの名前のサービスを使った。30ドルで空港到着ロビーで迎えてくれて、そのまま指定した住所まで連れてってくれる。適当なタクシーと交渉できればもっと安く行けるかもしれない。でもスーツケースを転がしながらスペイン語で交渉する手間や最寄りのバス停まで歩く手間を考えたらもうこれでいいと思う。