海外でも楽天モバイルをつかっている

2年ぐらいまえにIIJmioからahamoに乗り換え、さらに同じころから楽天モバイルを契約している。楽天モバイルは当初月あたりの利用量が1GB以下であれば基本料金が無料という料金体系だったため、海外旅行中にもそのままにしていた。あるときから最低利用料金が導入され、3GBまで月額980円となったが、いまでも使い続けている。

各通信会社が提供している安価な料金プランのうち、povoは海外でのデータ通信にもとより対応しておらず、Yモバイルは海外での定額プランが24時間単位の課金で980円/3GBと常軌を逸して高くつく。パケ破産(死語)してしまう。というわけでデータローミングが無料のahamoと楽天モバイルしか選択肢に入らない。私は海外でしばらく両方使ったのち、ahamoを解約して楽天モバイルのみ使うことにした。

ひとむかし前は空港でSIMカードを買っていた

楽天モバイルは世界67カ国、ahamoは世界82カ国でそのまま通信できる。両者の公式サイトによる使用可能国一覧のdiffを取ってみると、楽天モバイルでのみ使える地域が8個、ahamoでのみ使える地域が23個あった。各社公式サイトの一覧にあった表記からもってきて比較しただけなのでかならずしも正確ではない。例えばアラスカやバチカンでは楽天モバイルもつかえる。しかしサイト上には表記がなかった。

[ // 楽天モバイルだけ使える地域
  "アイスランド",   "グアドループ",
  "ジブラルタル",   "スロベニア",
  "フランス領ギアナ", "マルタ",
  "マルティニーク",  "レユニオン"
]
[ // ahamoだけ使える地域
  "アラスカ",       "ブルネイ",     "ラオス",
  "バングラデシュ",    "フィジー",     "ナウル",
  "アゾレス諸島",     "カナリア諸島",   "サンマリノ",
  "スペイン領北アフリカ", "バチカン",     "マディラ諸島",
  "モナコ",        "米領バージン諸島", "プエルトリコ",
  "チリ",         "エクアドル",    "オマーン",
  "イスラエル",      "ヨルダン",     "サウジアラビア",
  "エジプト",       "レソト"
]
[ // 楽天モバイルもahamoも使える地域
  "アイルランド", "ハワイ",      "アメリカ本土", "アンドラ",
  "イギリス",   "イタリア",     "インド",    "インドネシア",
  "エストニア",  "オーストラリア",  "オーストリア", "オランダ",
  "カタール",   "カナダ",      "カンボジア",  "韓国",
  "キプロス",   "ギリシャ",     "グアム",    "クロアチア",
  "サイパン",   "シンガポール",   "スイス",    "スウェーデン",
  "スペイン",   "スロバキア",    "タイ",     "台湾",
  "チェコ",    "中国",       "デンマーク",  "ドイツ",
  "トルコ",    "ニュージーランド", "ノルウェー",  "ハンガリー",
  "フィリピン",  "フィンランド",   "ブラジル",   "フランス",
  "ブルガリア",  "ベトナム",     "ペルー",    "ベルギー",
  "ポーランド",  "ポルトガル",    "香港",     "マカオ",
  "マレーシア",  "南アフリカ",    "ミャンマー",  "メキシコ",
  "モロッコ",   "ラトビア",     "リトアニア",  "リヒテンシュタイン",
  "ルーマニア",  "ルクセンブルク",  "ロシア"
]

月にかかる値段もさして変わらないし、ahamoを選んでおこうかなと思うと落とし穴がある。ahamoは日本国外での通信は15日経過すると最大128kbpsまで速度制限がなされるのだ。この制限は課金して解除することもできないため、二週間以上海外旅行したいのであればahamoは事実上使い物にならない。頻繁に15日以上の海外旅行するよというひとはそう多くないと見越した制度設計なので仕方ない。

対して楽天モバイルは海外での高速通信は2GBまでという制限があるものの、これは1GBあたり500円の課金で解除できる。海外旅行中、とくに屋外でそこまでたくさんの通信はしないため、デフォルトの2GBでもわりとまかなえるし、たとえ多くつかった月であってもせいぜい1-2GBぶんもチャージして使えれば個人的には十分だ。

チャージ用の紙片を売る謎の店

両者ともローミング先を絞ることでこの低価格を実現しているのだと思う。日本人の観光先は95%なりをカバーしていると宣伝しているものの、ヨーロッパと東南アジアばかりのリストでは当然ものたりない。アフリカや中東といった非対応の国ばかりのエリアではairaloからeSIMを買っている(ここから買うと私とあなたの購入金額から3ドル割り引かれる)。楽天モバイルの1GB 500円よりは若干高いが、よくわからない国を巡るときは事前に現地で使えるeSIMを手に入れておくとやはり便利だ。数年前は空港や街でSIMカードを売っている店舗をさがしたり、チャージするために現地の謎の店でスクラッチ式の紙片を買ってポチポチとSMSを送信していたころが少し懐かしい。

参考: