ポーランドにあるアップル博物館にいってきた
ポーランドの首都ワルシャワの街を歩いてて、ふと目に入ったショッピングモールになんとなく入ってみた。建物の中を買い物もせずぼんやり歩いていると、古いコンピュータのようなものがたくさん並んでいる一角を見つける。
Apple Muzeumと書かれたLEDサインをみるに、これは博物館のようだ。アップルというのはiPhoneとかMacbookとかを作っている「あの」Appleのことだろう。カリフォルニアならまだしも、ポーランドにアップルミュージアム? 創業者たちの出身地でもないだろうし、いったいどういうことだろうと思いつつ、入り口横の受付でチケットを買って入館してみた。
わたしが生まれる前とか、幼少期くらいの製品もたくさん並んでいる。私自身はAppleのファンではなかったが、正直この展示のクオリティの高さにはめちゃくちゃ興奮した。調べてみると、ポーランドの熱心な収集家が個人で集めたものを展示しているということらしい。すばらしい情熱だ。「世界で最大かつ完全なアップルコレクション」というのはたぶん本当だろう。アメリカのコンピュータ歴史博物館にもこんなにたくさんのApple製品は並んでいない。
ネットを検索してみても、この博物館にいってきたという記事はまったく見つからない。オープンから日も浅いからだと思うが、コンピュータのことが好きな人ならきっと楽しめる場所だ。ワルシャワに行く機会があれば是非旅程に組み込んでみてほしい。入場料はポーランドの博物館入場料の相場からはちょっと高いものの、十分価値がある展示だと思う。それに対してコンピュータに興味のない人にとっては古い機械がただ並んでいるだけなので特に面白くないかもしれない。