北京首都国際空港から北京大興国際空港への乗り継ぎについて

中国の首都北京には「北京首都国際空港」と「北京大興国際空港」という二つの国際空港がある。これらは完全に別の空港で、両者は70kmほど離れているし、両空港を直接結ぶ高速バスや列車も存在していない。常識では考えられない乗り継ぎだが、格安航空券を買った場合、この二つの空港を乗り継ぐルートで発券されることもある。そんな航空券を手配したエージェントはクビにした方がいいと思うが、今回はそんな航空券を自ら格安予約サイトで買ってしまったのでどんなもんかなと乗り継いでみることにした。

羽田空港から出発

北京首都国際空港(以下首都空港)に向かうフライトに乗る。北京大興国際空港(以下大興空港)から首都空港に行く時は以下の工程を逆向きになぞれば良い。

東京から首都空港までは4時間かからない

到着したらバゲージクレイムの方に歩いて行こう。ターミナルによってはかなり長く歩くことになる。

首都空港は中国最大の空港というだけあり、広大な空港を移動するためのピープルムーバーがずっと稼働している。終点までそのまま移動しよう。

荷物の受け取りが必要ならここで受け取る。空港を跨ぐ場合は荷物は自分で預け直さなくてはならないので忘れないように。まぁ、この手の複雑な乗り継ぎを含んだフライトを買うような人はスーツケースを預けたりはしないだろう。

無事入国できればそこは到着ロビー。直結している北京地铁(北京地下鉄)のサインにしたがって都心行きの駅に向かって進もう。

ここから首都机场线(首都機場線)に乗れる。現金の場合は券売機で切符を買う必要があるが、北京地下鉄はタッチ決済に対応したクレジットカードで改札を通ることができるので大抵の人はそのまま改札でタッチするだけで乗車できる。列車に乗ったら終点まで行かずに三元桥站(三元橋駅)まで移動しよう。

人民元が余ってるとかであれば乗車券を買っても良い。値段は同じ

三元桥站に着いたら地下鉄10号線に乗り継ぐ。水色のサインが目印だ。

ここからが長い。三元桥站から17駅先の草桥站(草橋駅)まで向かう。山手線で言えば西日暮里から大崎くらいの位置関係を移動する。大阪で言えば京橋から今宮くらいの感じだろう。この区間は先ほど乗った空港鉄道と異なり普通の生活路線であるため、ラッシュアワーに重なると非常に混雑する。荷物が多いならDIDIでも使って移動した方がいいかもしれない。

草橋駅まで頑張って耐えたら下車し、床や壁のサインを頼りに大兴机场线(大興機場線)に乗り換える。この乗り換えもかなり歩く。京葉線東京駅くらいは歩くので頑張ろう。

サインに従って歩いて行く

長い長い通路

通路の途中でIDチェックがあることも。その時はパスポートを見せよう

歩き続けると10号線草橋駅の改札がある。そこから出場し、次は改札近くの大興機場線ホームに繋がる改札を通ろう。

ここまでくればもう安心。開業してからまもない大興機場線の綺麗なホームでやってくる列車を待とう。目的地の大興機場駅までは座っていれば勝手に到着する。

ザハ・ハディド設計の特徴的なデザインの空港

こんな感じで空港間の移動ができた。道中で現金は一切不要で、中国系のQRコード決済アプリも不要、普通に日本で発行されたクレジットカード(私はJAL JCBカードを使った)のタッチ決済だけで空港間の移動は問題なく可能だ。ただ中国の入管は結構シビアで、場合によっては何十分も待たされたりすることがあるため時間に余裕がなければ全くおすすめはしない。乗り継ぎが6時間以上とか、それくらいの余裕があって旅慣れているなら試してみてもいいと思う。安く旅をしたいと言う若者の参考になれば嬉しい。