年金の支払い猶予を申し込む
日本を離れるにあたって必要な手続きのうち海外転出届の提出だけで自動的にすべて完了するのは、住民票と住民税、国民健康保険の三つだ。国民年金は特殊で、日本に本人がいてもいなくても問題はない。従ってとくに手続きを踏まなくても引き落としなりクレジットカード決済なりですませることもできる。逆に払わないでおくこともできるが、これは2年経つと「年金未納期間」となってしまい、老後にもらえる年金の金額が減損する。結構金額も大きいのでこれはヤバい。
大学生だったころは学生特例猶予願いを出していたので、成人しても支払いは最大10年先延ばしにできる。その猶予が認められる期間は今年の6月まで。8月に出国するとしても7月分の年金を支払わなくてはならない。年金の支払いは国民の義務だし、その仕組みに文句を言う気もないんだけど、やっぱり金銭的な負担を考えると今支払うのはちょっと大変。でも将来年金がもらえないのは嫌だ。
そんな状況でとる手段は一つ。年金支払いの猶予申請を一ヶ月分だけ再度行うのだ。 当たり前ながら納付猶予は一年単位が普通だけど、ここはあえて一ヶ月だけ猶予してみよう。でも年金制度はお金に関することなので厳密で複雑。ネットでざっと調べただけではよくわからなかった。私が知りたいのは二つ、まず海外転出による加入済みの年金への影響と、支払うべき年金の上手な猶予方法だ。相談先はもちろん年金事務所。
私の住む場所を管轄している年金事務所で相談してみると、あっけなく一ヶ月分の納付猶予の申請が完了する。申請をパスできるかどうかは2,3ヶ月かかるようで、日本にいるうちには知れないみたいだ。
さて、日本にいるうちに済ませなければならなさそうなタスクは全部消化したと思う。 家も借りて、年金も済ませて、ビザを取得して、歯医者に行って。。。あと何があったかなぁ。