食事の話

ヨーロッパは外食がとんでもなく高い。円安傾向なこともあって、マクドナルドだって相当な値段だ。エストニアの物価はEUでは安いほうだけど、それでも外食には相当抵抗がある。とにかくレストランは高いのだ。

なので基本的にはすべて自炊している。こちらで手に入る食材はそれなりに種類が豊富なので、例えば味噌とかブルドックソースみたいな日本の調味料は無理でも普通の食事なら問題なく作れる。まぁ手に入らないこともないけど、全部輸入品なので極めて高価だ。

魚の種類が乏しいのは海洋国家日本からすると大変さびしい。

やたら種類豊富な肉類に比べると選択肢は少ない。安い魚となるとサーモンばかりになってしまうのは覚悟しておこう。また、魚はサクに加工されていないので三枚おろしができないのもやっぱり不便かもしれない。

逆に肉が好みなら問題はない。ただ肉も日本とは売り方が結構違う。

最も薄く切ってある肉でこれだ。これより薄いのはハムしかない。いわゆるばら肉は普通のスーパーでは手に入らなさそうだ。少なくとも私はこの半年間一度も見たことがない。ステーキなんかに使えそうな大きめのブロック肉はいくらでも売っている。なのでそれを冷凍して薄くスライスすれば自宅で牛丼くらいは作れるんじゃないかな。いつか作ってみよう。

余談だがヨーロッパのキャベツは日本のものとは品種が異なり非常に硬い。

煮込み料理には向いているが、「何枚か外葉を剥いで使う」といった調理法は不可能だ。ケーキのように切り分けて、スープで煮込んで使おう。千切りにして漬けるのも面倒だしね。