エストニアでパスポートを更新する
私が初めて海外旅行をしたのは19歳のときでした。友達に誘われフランスとその周りの国4カ国を鉄道で廻るという、今考えてもうっとりするような素晴らしい旅行でした。
その時に作ったパスポートは未成年者なので5年用です。2010年1月に作った5年用のパスポートの更新時期は、2014年1月から2015年1月の一年間となります。パスポートの更新は、わざわざ有楽町の交通会館まで行かなくても在外大使館や総領事館で可能です。更新時期に達したパスポートと手数料と写真を1枚もっていけば大丈夫。ただエストニアにはICパスポート対応の発券機がないらしく、なんと一ヶ月ほどかかるらしい。まぁ別にすぐ帰国するわけでもないので普通に大使館で作りましょう。
手数料は毎年4月1日に改定されます。その額は日本での手数料を基準に現地の通貨(エストニアではユーロ)で換算した額となります。2014年1月の時点で更新しなかったのはこの理由でした。アベノミクスのおかげで日本は円安・ユーロ高となった現在では、2013年度用の手数料150ユーロは日本での更新手数料に比べるとかなり割高です。なので2014年度の手数料が公開されるまでじっと待っていました。
新しい手数料は10年用パスポートで125ユーロ。25ユーロ得しました。3500円の儲けです。やったね!
この新しい手数料が適用になる4月1日にすぐ日本大使館に行きました。場所は旧市街のVabaduse Väljak(自由広場)の隣というすごいいい立地。中に入るとエストニア人女性が日本語で挨拶してくれました。申請用紙を埋めて古いパスポートを渡すと手続きはおしまい。この時は手数料は必要ありません。
それから二週間ほどたった4月15日。大使館からきたメールでパスポートの切り替え発給の完了が知らされました。当日2時ころに大使館に出向き、新しいまっさらの、今度は朱色の表紙をしたパスポートを受け取りました。
今まで使っていたパスポートは、有楽町の交通会館で作ったものでした。したがって発行されるパスポートは日本の外交を管轄している外務省発行のものとなり、パスポートの発行官庁の欄には「MINISTRY OF FOREIGN AFFAIRS」と書かれます。それが今回は在エストニア日本国大使館で作ったのでちょっと記載が違います。
大使館名義です!アメリカや東南アジアのパスポートはたまーにいるでしょうが、エストニアの名が入ったパスポートは相当なレア物では・・・! 正直これが作りたいがために6月に帰国するにも関わらず作りました。10年も使うんですもの、自分の思うかっこいいパスポートを使いたいですよね。