2021-02-24

旅行用のカメラをさがして

どこかの街に出かけたときは、そこの風景を適当に写真に収めておいて後で見返すということをしている。初めて行った海外旅行ではSONYの安価なデジカメをつかっていて、それ以後も別のコンデジだったりミラーレス一眼だったりと使ってみたが、最近はめっきりスマホの写真機能をそのまま使うようになった。十分明るい場所であれば画質は悪くなく、撮った画像をそのままSNSにアップロードできるのはとても便利だった。

これはiPhone SEで撮った写真

ただ、せっかくならもっときれいな写真を残しておきたいなという気持ちが芽生える。この気持ちの高まりはこれまでも散発的に起こっていて、そのたびにちょっといいカメラを買っては全然使いこなせずに死蔵させ、引っ越しなどのタイミングでネットオークションやフリマで売ってしまうということを繰り返していた。写真を撮るときにいちいちリュックサックからカメラを取り出してキャップを外して電源をいれ、構えて撮影し、また電源切ってキャップをしてリュックにしまうという動作を毎回繰り返すのはとても面倒なのだ。このあまりにもだるいアクションのせいでせっかく買ったミラーレス一眼も数回使ったあとすぐに持ち歩かなくなり、結局スマホでシュッと写真を撮っておしまいにしていた。

これはSONY NEX-5で撮った写真

ではずっと首から下げていてもいいようなコンデジの良いヤツを買ってみるかと思ってGR3という人気のカメラを買った。そしてこれもすぐに使わなくなってしまう。わたしはこのカメラも全く使いこなせなかった。GR3は画質は非常によかったしコンパクトではあったが、撮影モードにフルオートがなく、撮影に関する知識がある程度求められるカメラだった。設定次第でいくらでも自分好みの絵作りを楽しめるのだろうが、わたしはISO値もF値もシャッタースピードもよくわからないし、そんなものは自動でちょうどよく決めてほしかった。いちおうシャッターを押すだけで十分きれいな写真は撮れるのだが、カメラのポテンシャルを発揮できていない感じ、ベストな写真を撮れていない感じがどうにも気持ちよくない。スマホくらいの気軽さで何も考えずに撮影でき、かつスマホよりもきれいな写真がとりたい、でも頻繁に旅行に持って行くからには絶対にかさばってほしくないという微妙にニッチな要望に合致するカメラを探し続けていた。

これはRICOH GR3で撮った写真

富士フイルムのX-E4がいいんじゃないかとか、XP140がいいんじゃないかとか、ピカチュウのアソビカメラにしようかなとか散々迷った結果、最終的にSONYのRX0 IIに決めた。SONYの公式サイトにある特集記事や、ヨドバシカメラの写真マガジンの記事を読んだ時点で私の心は射貫かれてしまった。信じられないくらい小さく、撮影できる写真のクオリティが非常に高く、そしてこまかい設定を行わなくてもシャッターボタンを押すだけで撮影できる。防水防塵にくわえ落下させても踏んづけても耐える堅牢さ。なかなか良い値段するが、わたしのほしかったものがすでに存在していたという感動もあり、気づけばすぐに購入していた。

届いたカメラは本当に小さく軽い。ネックストラップをつけて首からぶら下げて使っているが邪魔にならないし、ポケットにいれたスマホを取り出すよりも早く撮影ができる。これだ、この快適さを私は探していた。完璧なプロダクトをみつけてしまったことに顔もほころぶ。ジュラルミン製の筐体に凝縮されたガジェット感もたまらない。大きな一眼レフを取り出して撮影するのがはばかられる場所というのは当然あるし、そういう場面でもこの小ささなら気兼ねすることなく使えるため行動を制限されづらくなる。このサイズの撮影機材だとGoProやOsmoなどもあるが、これらは動画の撮影に特化しており写真撮影は不得手らしい(めちゃゆがんでた)。私は動画をほとんど撮らないので、RX0が基本的には写真撮影のためのカメラであるというのもうれしい。とはいえRX0は動画もきれいに撮れるらしいので使う機会があればぜひ試してみたい。

これはRX0 IIで撮った写真

完全に気に入ってしまったのでRX0 Mark3が出てもきっと買ってしまうだろう。久しぶりにテンションの上がる買い物ができた。これを手に海外旅行へ好き勝手行ける日が待ち遠しい。