謎のUSB-Cケーブルを全部USB4ケーブルに置き換えた
自分の手元にあるノートPCやその周辺機器とつなぐためのケーブル類は、もう大半がUSB-Cケーブルになっている。しかしこのUSB-Cケーブルは規格が乱立しており、充電時に流せる電流が異なっているとか、映像信号が流せるかどうかとか、データの転送速度に差があるとか、細かな違いが妙に多い。そして多くの場合はケーブルをみただけではその仕様を知ることはできない。端子の形状が統一されたことで便利になったことは多々あれど、同じ端子で違う仕様になり、さらに互換性がないというのはとても不便だった。適当につかんだケーブルでACアダプタとハードウェアをつなげてみても充電されなかったりする。そのケーブルの出所だってもはやよくわからない。色も長さも素材もバラバラで、流せるデータも許容電流も違う。Switchみたいな充電と映像信号を一本のケーブルでまかなうような仕組みだと対応できるケーブルの種別はことさらにシビアになる。こういうことが日々の細かいストレスの元になっていたため、全てのケーブルを同じ白いUSB4ケーブルに置き換えることにした。USB4はこれらのカオス極まりない各仕様をハイスペックな方に統一させて生まれたものらしい。なので現状ではとりあえずこれを使っていればオールOKと言えるほとんど唯一の選択肢だと思われる。
散々惑わしてくれた謎のUSB-Cケーブルはこうしてすべて消えていった。わたしはこういう「まぁまだ使えるしなぁ」というものを捨てるのがあまり好きではなく、せっかくなら使い切ってから、あるいは壊れてから捨てようと考えてしまう。その性格が元でストレスを感じているとしたらそれは自家中毒だ。数千円のお金で当面解決できる問題なら課金してしまおう。
しかし一本4500円もするケーブルを複数本買うのは、やはり結構な贅沢だ。こんなお大尽なことを私はまた実行できるだろうか。