エストニアまでの経路を確保しよう
まずはとにかくエストニアまでの足を確保しなきゃならない。言うまでもなく、日本とエストニア間には直行便は無く、第三国を経由する必要がある。最も簡便な方法はヘルシンキ経由でエストニアの空港まで行く事だけど、これはやっぱり結構高い。 冬にバルト三国とフィンランドに旅行に行ったときは、まずフィンランドに行って、そこからフェリーでエストニアの首都タリンまで移動した。この方法はなかなか安く、フェリーで2時間くらいなので悪くない選択肢だった。 でも今回は夏休みシーズン真っ最中の盛夏に渡航するわけだから、さらに安い方法を考え出さなきゃならないのだ。フィンランドは基本的に夏がハイシーズンであるため、冬場の航空券がやすくても、8月の航空券は論外だ。
日本とエストニアはロシアを挟んで隣国なので、最も効率の良い方法を考えるともちろんロシアを経由地に設定すると無駄が少なくなる。たとえば成田から出ているロシア行きの便だと、モスクワ、ハバロフスク、ウラジオストク行きが該当する。
ここで私が購入すべきはもちろんエストニアに近い成田発モスクワ行きの便だ。他の二つはかなり東にあるため、ロシア国内をさらに飛行機や列車で移動しなくてはならず、コスト削減には不向きなようだ。
東京・モスクワ間に就航している航空会社は私の知る限りで二つ。アエロフロート航空とトランスエアロ航空だ。正直どっちでもいいのだが、今回はトランスエアロ航空が他方の半額近い値段で販売しているのでこっちを採用! 週に一往復しか無い路線なのであまりスケジュールに融通は利かないけれど、まぁニートみたいな生活を送っている自分には特段の問題はないね。結局私が取ったのはトランスエアロ航空の便、8月発の片道チケットが各種税金込みで43000円でした。やっす!
モスクワから先は夜行バスを使う。エストニアへ直行する列車はあるけど、バスは無い。でも列車は150ユーロほどだがバスは60ユーロ! さらに学生なら50ユーロまで割引されるのだからこれを利用しない手は無い。 サンクトペテルブルクとエストニアを結ぶバスはいくつかあるが、モスクワ発のバス路線を調べてみても見つかるのは一つだけ。Ecolinesという会社の路線だ。モスクワ発リガ経由タリン行き。リガっていうのはラトビアの首都。最初の方で書いたバルト三国旅行で行った所だ。リガもきれいなところで旅行先としてはおすすめ。日本人はこの国でも一人も見かけなかったなぁ。やっぱアクセスの悪さとか知名度の低さが致命的かも。 リガで別のバスに乗り換えなきゃならないけど、この値段はやっぱり魅力的。大きな荷物を持ってうろうろするのは嫌だけど仕方ない。
さて、日本人がロシアに行くときはビザを取得する必要がある。日本のパスポートは世界で最もビザ無し渡航可能な国が多いが、すぐ隣のロシアとは大人の事情でまだビザ免除の取り決めは発効されていないのだ。東京からモスクワまでの空路と、モスクワからタリンまでの陸路を確保したら次はロシア行きのビザだ!